親より先に、息子は準備ができていた
先日、6歳の息子が野球の合宿に行ってきました。
チームに入って日が浅く、まだ道具の扱いにも不慣れな段階です。泊まりがけで知らない子どもたちと過ごす、親なしの初めての環境。正直、心配していました。
でも息子は、出発のとき特に緊張した様子もなく、あっさりバスに乗り込んでいきました。
「初めて」を前にしたときの構え
帰ってきた息子に「怖くなかったの?」と聞くと、「最初だけ」と言っていました。
知らない子の輪に自分から入っていって、うまくいかない練習を繰り返して、それでも翌日また同じように飛び込んでいく。6歳なりに、「初めて」を乗り越える構えがすでにある。それを見て、少し驚きました。
仕事と重なる部分
うちに来てくれる新人スタッフを見ていて、同じことを感じることがあります。
最初の現場に入るとき、「うまくできるか」「迷惑をかけないか」と不安になる人は多いです。それは自然なことです。でも、そこで一歩踏み出せるかどうかが、最初の1ヶ月の差になる。
成長が早いスタッフに共通しているのは、知らないことを知らないと言える素直さと、とにかくやってみるという構えです。スキルより先に、その二つがあります。
息子を見ていてそれを改めて思いました。
「素直さ」は年齢と関係ない
大人になると、「知らない」と言うのが少し恥ずかしくなります。「とりあえずやってみる」より「失敗しないように考えてから」になりやすい。
でも6歳の息子は、そのフィルターがまだうすい。だから新しい環境に飛び込める。
仕事の場でも、その感覚を持ち続けられる人は強いと思っています。経験が積まれても、「素直に動ける」が残っている人は、ずっと伸び続けます。
合宿から帰ってきた息子は、少しだけ顔つきが変わっていました。本人はたぶんそれに気づいていない。でもそういう「気づかないうちに変わっていく」が、成長なのだと思っています。
新しい現場に飛び込もうとしている方に、そのことを伝えたくて書きました。