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部長より Invalid Date

携帯販売バイトで身につくもの

スマホ販売のバイトって将来に何が残るの?接客力・数字感覚・自己管理力など、部長が実感をもとに正直に書きます。

「将来に何か残りますか?」

正直、最初からそれを目的に来る人はほとんどいません。「日当がいい」「シフトが自由」「とりあえず稼ぎたい」。動機の9割はそのあたりだと思います。

でも、続けていくうちに気づくことがあります。いつの間にかついている力が、いくつかあるのです。

「話す力」ではなく「聞く力」が育つ

接客と聞くと、「うまく説明できるか」「トークがうまいか」を想像する人が多いです。でも現場で最初にぶつかる壁は、たいてい「お客さんが何を迷っているのか、わからない」という場面です。

以前、入って1ヶ月の新人スタッフが急にお客さんへの対応が変わったことがありました。理由を聞いたら「話すのをやめて、まず聞くようにした」と言っていました。それだけで、数字も変わりました。

この仕事を通じて育つのは「伝える力」というより、「相手を理解しようとする構え」だと思っています。それはどんな仕事に移っても、そう簡単には錆びません。

数字を「自分ごと」として見るようになる

販売の仕事には、成果がはっきり数字に出ます。これは正直、しんどい側面でもあります。でも裏を返せば、「自分が何をしたら、何が変わったか」を肌で感じられる数少ない仕事でもあります。

「今日は〇件、先週より△件増えた」「この現場は来客が少ないから、一人一人に時間をかけよう」。そういう判断を現場で自分でし続けるうちに、数字を受け身でなく読む習慣がつきます。

管理職でも、営業でも、将来自分で何かをやるときでも、数字を自分ごととして見る感覚は使えます。それが身についている人とそうでない人とでは、成長の速度が変わってくると、部長になってから強く感じるようになりました。

誰にも管理されない中で、自分を動かす力

シフトは自由、現場も複数あります。一見ゆるく見えて、実は自己管理力を相当試される環境です。

「入れるときだけ入ればいい」と思っていると、なかなか稼げません。逆に稼いでいる人は、自分の体調・予定・稼働ペースを自分でコントロールしています。誰かに言われなくても動ける人間に、気づいたらなっています。

フリーランスや起業を意識している人には、特にこれが効いてくると思います。

表に出にくい価値のこと

「スマホ販売のアルバイトをしていました」と履歴書に書いても、それ自体が武器になる場面は少ないかもしれません。でも、ここで積み上げた「聞く構え」「数字への感覚」「自分を動かす力」は、次の現場でも、その次でも、地味に機能し続けます。

それがこの仕事の、表に出にくい価値だと思っています。